むし歯の進行度を知ろう
2021/12/31
皆さんこんにちは!
今回は「むし歯進行の程度」についてお話しします。
まず、皆さんが知っている「むし歯」という言葉ですが、歯科業界ではよく「C」と用いられます。この「C」はむし歯の英語「Caries」(カリエス)の頭文字で、むし歯の進行具合を表す際に「C1~C4」と分類して診断します。つまり、むし歯の進行具合は4段階あるということです。
①C1のむし歯
エナメル質に限られたむし歯。痛みはなく、治療も歯に付着したバイオフィルムを取るだけで削りません。あとは歯磨きなどをしっかりすることで進行は止まります。予防にはフッ素が効果的です。
②C2のむし歯
象牙質にむし歯が達した段階で、冷たいものがしみます。
③C3のむし歯
象牙質を突き抜けて歯髄(歯の神経)にまでむし歯が進んだ段階。何もしなくてもズキズキと歯が痛むようになります。
④C4のむし歯
歯根(歯の根の部分)にまでむし歯が進んだ段階。歯根の先端に膿が溜まることがあります。「根尖病変」といい、歯ぐきが腫れて激しい痛みが襲ってきます。
⑤Coのむし歯
少し前から、C1の前に「Co」という段階が加わりました。「O」は観察の英語「observation」(オブザベーション)の頭文字で、初期むし歯を意味します。
いかがでしたでしょうか?
むし歯は進行すればするほど症状もひどくなり、治療回数も多くなります。
Co~C1の段階から予防していくことが大切です。
まずはご自身の口腔内の現状を知る為に一度歯科健診を受診してみましょう!
土日診療で痛くないインプラント・矯正専修医がいる流山の歯医者マーブルファミリー歯科クリニック