歯は何で出来ているの?何のためにあるの?
2023/02/17
皆さんこんにちは
今回は『歯は何でできているの?何の為にあるの?』です。
真っ白く、無機質に感じる『歯』は一体何で出来ているのでしょうか。
簡単に説明すると、歯は…
上層のエナメル質
中層の象牙質
下層の歯髄
の3層から出来ています。
また滑舌の働きを補助し食べ物を咀嚼して胃や腸での消化をしやすくする役割を担っています。
それでは詳しく見て行きましょう!
まずは『歯は何で出来ているの?』からです。
・歯は3つの層から出来ている。
歯は3層で出来ていて歯の表面の一番上層をエナメル質と呼びます。
このエナメル質の96%はリン酸カルシウムや水酸基と呼ばれる成分で構造されている『ハイドロキシアパタイト』という固い組織です。
ちなみに、色は半透明で歯が白く見えるのはその下の乳白色の象牙質が透けて見えるからです。
エナメル質の内側にあるのが象牙質です。
象牙質は約70%がハイドロキシアパタイトで出来ています。
残り30%は繊維性タンパク質コラーゲンです。
エナメル層に比べ象牙質は柔らかい弾力性があり万が一、エナメル質が欠けた時に歯全体の破損が防げる様な柔軟性があります。
さらに象牙質の内側にあるのは歯髄という組織です。
歯髄は歯に栄養を送る神経や血管が通っています。
この為、歯は歯髄から栄養をもらって健康な状態をキープしています。
虫歯になって冷たい水がしみたり、痛くなったりした経験はありませんか?
それは虫歯が奥まで到達して神経を刺激しているからです。
・歯の役割をチェック
次に歯の役割ですが、一番大きな役割は食べ物を噛んで咀嚼することです。
歯がないとダイレクトに食べ物が体内を通るので喉や胃や腸が傷ついてしまうだけではなく
消化もされにくくなる為に健康な状態に悪影響を与えます。
歯は健康的な生活を送るためには欠かせないものなのです。
具体的に咀嚼の流れはまず、上下の前歯と犬歯で食べ物を噛みちぎります。
犬歯は長い根っこがあり、強度もあるため前歯の奥歯にかかる負担を軽減します。
小さくなった食べ物は奥歯ですり潰してより細かくなり、喉を通って胃と腸に送られます。
ちなみに歯は持つ組織の中で最も固いものです。
物質の硬さを測る単位に『モース硬度』というものがありそれぞれの硬さが1~10の10段階で表されます。
例えば、私たちの身近なものをモース硬度で測ると
チョークが『1』、鉄や真珠が『4』、ガラス『5』です。
歯の硬さは表面にあるエナメル質のモース硬度が『7』
人骨はモース硬度『4~5』なので歯は鉄やガラスより硬くまた体の中で最も固い組織だということが分かります。
最後にもう一つ重要な役割は『滑舌と発音』動きを補助していることです。
歯がきれいにそろっているから、口内の空気が抜けず舌の動きにも邪魔されずに発音しやすくなるのです。
逆に歯を失ってしまうと歯のない部分から空気が抜け、発音がしにくくなります。
歯はとても大事な役割を持っています。
歯を失わないためにも定期的なメンテナンスを行いましょう。
土日祝日診療で痛くないインプラント・矯正専修医がいる流山の歯医者マーブルファミリー歯科クリニック