むし歯になりにくい食習慣とは?
2023/05/01
大事なのは決まった時間におやつを食べさせる事
歯とむし歯菌と糖がそろった状態が一定時間続くと、菌が糖を分解してできた酸で歯が溶けていきます。
これがむし歯の始まりです。
歯のカルシウムが溶け出すことを脱灰といい、その後新たな唾液の分泌によって中和されて、酸性から中性に戻るとカルシウムは歯に戻ります。
これを再石灰化とといいます。
目には見えませんが歯の表面では歯が絶えず溶けたり、戻ったりという変化、つまり脱灰と再石灰化が繰り返されているのです。
糖の含まれた食べ物や飲み物を摂取するたび、唾液とプラーク(歯垢)は酸性になります。
しかし、食後しばらくすると中性に戻ります。
アメやチョコレートなど、糖分の多い甘いお菓子を食べると酸性に強く傾くため、戻るのに時間がかかりますが、それでも規則正しく食べていれば再石灰化は促されます。
問題は、しょっちゅう食べ物が口に入っている状態です。
いわゆる「だらだら食い」で、唾液とプラークが中性に戻る間もなく次の食べ物が口に入ると再石灰化が追いつきません。この結果むし歯になってしまうのです。
1日4回飲食をしているグループは、食べた後、唾液およびプラークのpHが中性に保たれている時間が長くなります。これに対し、7回のグループは、酸性に傾いている時間が増えるのでむし歯ができてしまいます。
なお、1日4回の飲食で唾液量が多くても、寝る前に食べると眠っている間ずっと口の中が酸性になります。
夜は唾液の分泌が少なく、むし歯ができやすいので注意が必要です。
土日診療で痛くないインプラント専修医がいる流山の歯医者マーブルファミリー歯科クリニック
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