マーブルファミリー歯科クリニック

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歯磨き粉って必要?どんな歯磨き粉を選べ…

歯磨き粉って必要?どんな歯磨き粉を選べばいいの?

2023/07/10

極論、歯ブラシだけでしっかり歯を磨けるならなくても大丈夫です。

むし歯予防には、フッ素入りが効果的です。

「どんな歯磨き粉を使うか」よりも「どう磨くか」

歯磨きをするときに歯磨き粉を使う人がほとんどだと思いますが、歯医者の立場からいえば、しっかりと磨けているのであれば歯磨き粉を使わなくても大丈夫です。歯磨き粉を使って歯磨きをしていれば虫歯にならないというわけではありません。大事なのは「磨き方」です。

しっかり磨けているとして、より効果的な虫歯予防を考えるのであれば、フッ素入りの歯磨き粉を使うといいでしょう。

フッ素は、既にお伝えしたように歯垢や歯の汚れから出る酸の量を抑えてくれます。酸は、放っておくと歯の表面を溶かすため、虫歯の原因になります。フッ素には歯をコーティングする働きもあるので、汚れをつきにくくし、口腔内の環境を整えるのに効果的です。大人用の歯磨き粉で、「高濃度フッ素入り」と書かれた歯磨き粉はおすすめできます。

歯磨き粉の量は、だいたい2㎝程度が適切とされています。これは、歯科研究の先進国であるスウェーデンにあるイェーテボリ大学の研究結果によるもので、フッ素入りの歯磨き粉を歯全体に行き渡らせるために導き出した量です。ですが、毎回2㎝の量を測るのも大変ですし、量をしっかり守るよりもまんべんなく歯を磨くことの方が大事です。

歯磨き粉もものによっては要注意!!

市販の歯磨き粉には、前途の通り「研磨剤」が含まれています。
これは、文字通り歯を削って汚れを落とすものです。ブラッシング中に痛みを感じなくても、ブラッシングすればするほど歯は薄く削れていきます。なかには「研磨剤不使用」の歯磨き粉も販売していきますが、歯には良くても高価なものが存在します。
歯磨き粉は消耗品のため、研磨剤不使用の歯磨き粉を使用し続けるのが難しい人もいるかと思います。一般的な歯磨き粉を使いながら、ブラッシング時に力を入れすぎないようにするなど、正しい磨き方を覚えて虫歯予防する方が無理なく取り組めるでしょう。

よく泡立つ「発泡剤」入りや、爽快感のあるミント味など「味付き」の歯磨き粉がありますがこれは要注意です。これらが配合されている歯磨き粉は、使うと気持ちがいいのでついつい磨いたつもりになります。
極端にいえば3秒程度口のなかで歯ブラシを動かしただけでもスッキリとした清涼感があるので満足してしまいがちです。大事なのは、どんな歯磨き粉を使うかより、1本1本の歯をしっかりと磨くことです。

 

 

 


 

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