マーブルファミリー歯科クリニック

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仕上げ磨きはいつまで必要なの?

仕上げ磨きはいつまで必要なの?

2023/06/28

一般的に10~12歳まで行うことが推奨されています。お子さんの歯磨きのクセを知って正しく指導しましょう♪

 

正しい歯みがきの習慣を身に付けよう!

お子さんが自分で歯みがきをして、そのあとにお母さんやお父さんが仕上げに歯を磨いてあげる仕上げみがきは、具体的に何歳まで行うべきかハッキリと定められているわけではありません。
歯医者さんの多くは10~12歳くらいまでは仕上げみがきをするよう推奨しておりますので、そこを目安にするといいと思います。

ただ、歯みがきが上手にできない、あまり好きではなさそうなお子さんの場合、放っておくとむし歯になってしまいますので、年齢にとらわれず注意深く観察して、必要があればサポートすることが必要です。目安としては、乳歯の生えてくる8ヶ月が歯みがき開始のタイミングです。奥歯が生えてくる1歳6ヶ月頃までに歯みがきの習慣が定着することを目指しましょう

子供の歯である「乳歯」から大人の歯である「永久歯」に生え変わる期間は、だいたい6~12歳までです。その間は、」乳歯と永久歯が混ざり合っている「混合歯列期」と呼びます。
このときは、生えたての永久歯、完全に生えた永久歯、そろそろ抜けそうでグラグラしている乳歯がある状態です。抜けている歯もあったり、それぞれの歯の大きさがバラバラなので、汚れがつきやすくみがきにくい時期です。
生えたばかりの永久歯は、乳歯よりも丈夫ですが、象牙質がまだ柔らかいためむし歯になりやすく、進行もしやすい傾向にあります。この時期にしっかり歯みがきをしておかないと、せっかく生えた永久歯が虫歯になってしまうかもしれません

仕上げみがきは、保護者がお子さんの後ろに立って行うか、お子さんがじっとしていない場合は保護者のヒザの上に寝かせて、安全に口の中を見るようにしましょう。
歯磨き粉を使い始めたら、寝かせて仕上げみがきをしてしまうと歯磨き粉を飲み込みやすくなるので、お子さんを立たせて歯みがきしましょう。前歯と奥歯の仕上げみがきのポイントをお伝えします

 

◆ 前歯

上唇と歯茎をつないでいる「スジ」の部分に歯ブラシがあたると痛がるお子さんが多くいます。仕上げみがきをするときは、歯ブラシを持っていない方の指で上唇を持ち上げて、「スジ」の部分を指で隠してしまうとうまくいきます

◆ 奥歯

奥歯は歯垢が溜まりやすい場所なので、歯ブラシを奥から手前に優しく動かすようにして歯垢を取り去りましょう。

仕上げみがき中は、話しかけたり、お子さんとコミュニケーションをとることを心がけると気もまぎれて、飽きずにみがくことができるでしょう。
睡眠中は唾液の分泌が減り細菌の量が増えるので、寝る前だけでも仕上げみがきをすることをおすすめします。大人の歯が生えそろう12歳までに、正しい歯みがきが習慣づけば一生役に立ちます。根気強く指導して、自分で自分の歯を守れるようにしたいですね。

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