歯磨き粉にはなにが入っているの?
2023/10/04
こんにちは!
今回は、毎日使っている【歯磨き粉】には
なにが入っているの?効果はあるの?
についてお話していきます☺✨
まず、色々なところで売られている歯磨き粉。
歯磨き粉は「基本成分」と医薬部外品の薬用歯磨き類に配合される「薬効成分」で構成されています。
パッケージをよーく見ると、
【医薬部外品】、【薬用歯みがき】と記載されていて、
この薬効成分が入っていない歯磨き粉は【化粧品】と記載されます。
薬効成分は、含まれる成分により炎症を抑えたり、
ブラッシングの効率を上げたり、また歯質の強化をしたりします✨
歯磨き粉の成分についてみていきましょう。
まず基本成分は、
①研磨剤:歯の表面に付いた歯垢やステインを落とす役割
②発泡剤:泡立つことで他の成分がお口の中に広がりやすく、汚れを落とすための洗浄効果が上がる
③香味料:匂いや味を含むもの。歯磨き中の爽快感や、消臭にも
④湿潤剤:歯磨き粉の乾燥を防ぐとともに歯磨き粉に湿り気を含ませる働き
⑤粘結剤:研磨剤と他の液体成分の分離を防ぐとともに、適度な粘性を与えて泡立ちを調整する
⑥着色剤:色味の調整
⑦保存料:歯磨き粉の防腐や劣化などの変質を防ぐ
などがあります。
次に薬効成分には、
①虫歯予防に対する働き
1.歯質の強化
「フッ化ナトリウム」「モノフルオロリン酸ナトリウム」「フッ化第一スズ」などの
フッ化物と呼ばれる成分には、歯を構成する成分に働きかけることで、
歯の耐酸性(=溶けにくくなる)を向上させる働きがある
2.虫歯菌に対する作用
「塩酸クロルヘキシジン」「グルコン酸クロルヘキシジン」
などの殺菌・抗菌剤は、虫歯菌の繁殖を抑制
3.虫歯菌から生まれる粘着質
「デキストラナーゼ」などの酵素は、虫歯菌が作り出すネバネバのもとである「デキストラン」を分解して、
虫歯菌を歯の表面から取り除きやすくする
②歯周病の予防
1.塩化ナトリウム
炎症によって腫れた歯茎を引き締める効果がある
2.トラネキサム酸
歯茎からの出血を抑制する
3.酢酸トコフェロール
歯茎の血管を強化することで、出血を抑えて歯ぐきの血行を回復する
4.イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
バイオフィルムの内部まで浸透し、殺菌する
などがあります。
上記がすべてではないですが、歯みがき粉を選ぶ際の参考になればと思います☺
歯磨き粉の力を借りながら、ブラッシングやフロス、歯間ブラシで歯垢をしっかり落としましょう!
当院でも数種類の歯磨き粉をご用意しておりますので、なにがいいのかわからないといった方は
お気軽にスタッフまでお問い合わせください🎵