むし歯になりやすい人
2024/04/22
むし歯の原因はむし歯菌が歯の表面にバイオフィルム(細菌が増殖してできた膜)をつくることにあります。
したがって、口の中の環境がバイオフィルムができてしまうような状態であれば、当然、むし歯になりやすくなります。
体質的にむし歯になりやすい口腔環境にある人、次のような生活習慣、食習慣をしている人は、バイオフィルムをつくりやすく、「むし歯のリスク大」ですので、いますぐ生活を見直しましょう。
①いつも甘い飲み物、甘い食べ物をとっている人
むし歯菌の大好物は糖です。その糖が常に入ってくれば、むし歯菌は増殖し、酸を出します。
その結果、脱灰と再石灰化のバランス(歯の表面のエナメル質が溶けたり、再生したりする作用)が崩れて、むし歯になっていきます。
何げなく、あるいは眠気防止のために、仕事中に甘い飲み物をダラダラと飲んでいる人や、ガムやあめを食べている人(キシリトール100%のものは除く)は要注意。
また寝る前に甘い物を飲んだり食べたりするのも、むし歯のリスクを高めます。
②唾液の出にくい人
唾液は食べ物をスムーズに消化器管に送るだけでなく、むし歯菌を洗い流す、酸性に傾いたphを中和して中性に戻すなど、むし歯予防にも欠かせない働きをします。
また唾液に含まれるリン酸とカルシウムは再石灰化に必要な成分です。
唾液が少なくなると、こうした働きが低下するため、むし歯になりやすくなります。
高齢者、ストレスや緊張で口がよく乾く人は唾液の分泌が減る傾向にあるので、とくに念入りに歯をみがきましょう。
唾液の分泌を高めるには、よくかむことも大切です。
食べ物は一口につき30回ぐらいはかんで下さい。
③エナメル質が弱い人
エナメル質が弱いとむし歯になりやすく、むし歯の進行が速いのは事実です。
ただ、歯の硬さを調べることは難しいようです。
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