インプラントとは
2024/08/15
自分の歯を失った場合、そのままにしておくと見た目だけでなく、今までのように物を噛んだりうまく話しができなくなることがあります。
残った歯が傾いて、噛み合わせに支障をきたすことも少なくありません。
失った歯を補う治療として、入れ歯や、ブリッジが主流でしたが、
最近はインプラント治療が増えています。
インプラント治療は、歯が抜けてしまった部分
の顎の骨に金属のチタンで作った人工歯根(インプラント)を埋入し、その上から人工歯をとりつける方法です。
インプラントの場合,入れ歯のような違和感はなく、
しっかりと力を入れて噛むことができます。
つけ外しをするわずらわしさもなく、見た目も自分の歯と変わりません。またブリッジのように隣の歯を削らなくて済みます。
ただ、インプラントを埋め込むのは顎の骨の中なので
通常2回の外科手術が必要です。
1回目は歯ぐきを切開し骨にドリルで穴をあけインプラントを埋入します。
3~6ヶ月後に骨と一体化するのを待って2度目の手術をし、
歯ぐきの中に埋まっているインプラントの頭を露出させ、
人工の歯を取り付けます。
手術自体は大がかりなものではなく、局所麻酔を使って1時間ほどで終了します。
インプラントはどんな人が向いているのかというと、入れ歯やブリッジに満足できないひとに適した治療法です。
骨に固定されているインプラントの場合、見た目は自然で自分の歯と同じように使うことができるため、入れ歯による不満の多くを解決することができます。
また、インプラントはほかの歯を削る必要がないので、ブリッジをつけるために両脇の健康な歯を削りたくない人にも適しています。
つまりインプラントは、入れ歯やブリッジといった従来の治療では満足できない人、あるいは対応できない人におすすめです。
インプラントを長く持たせるためには、歯磨きや普段のケア、定期検診は大切です。管理をしっかりできない人には向いてません。
インプラントはむし歯にはなりませんが、歯周炎になることはあります。
たくさんの歯周病原菌が口のなかにいるとインプラント周囲の骨が溶けせっかく入れたインプラントが脱落する危険があります。
インプラント治療が終わったあとも、歯みがきや定期検診を欠かさないようにして歯周病を予防することが大切です!