マーブルファミリー歯科クリニック

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どうしてフッ素でむし歯が予防できるの?

どうしてフッ素でむし歯が予防できるの?

2025/02/27

どうしてフッ素でむし歯が予防できるの?

どうしてフッ素でむし歯が予防できるのでしょうか。
フッ素はエナメル質を丈夫にし、溶けた歯の再石灰化を促します。近日では安全性に問題のない摂取量も明らかになり、米国では水道水にフッ素が添加されています。日本の歯科医院ではフッ素を直接歯に作用させる「フッ化物塗布」が実施され、自治体が費用を負担しているところもあります。
子供のうちにフッ素を塗布することで大人になってからのむし歯の数も減りますし、子どもは大人以上にフッ素の効果が高まるため、日本小児歯科学会では「乳歯が生えてきたらできるだけ早く、フッ化物の塗布をすること」をすすめています。
フッ素の役割としては第一に、フッ素は歯が溶ける(脱灰)のを抑え、エナメル質が修復される(再石灰化せっかいか)のを促進する作用があります。
また、通常のエナメル質の成分である「ハイドロキシアパタイト」の結晶構造を安定化させ、その結晶構造に入り込むことで際に溶けにくい「フルオロアパタイト」をつくります。これらにより、歯質が強化されるのです。
さらに、むし歯菌が、エサである糖を取り込むのを阻害し、発育を抑制。むし歯菌が酸をつくりだすのも阻害します。
こうしたフッ素の恩恵にあずかるため
全く、または完全にはフッ素洗口しなかった人
フッ素洗口した人にはどうすればいいのでしょうか。
いちばん簡単なのがフッ素配合の歯みがき剤を使うことです。
ただし、その効果を最大限引き出すには、工夫が必要です。
歯の表面にフッ素を作用させるには、できるだけ長い時間フッ素のある環境にしておくのが大切です。歯みがき剤の量はブラシの毛の半分程度(6歳未満は小児用ブラシの3分の1程度)つけ、歯みがき時間も最低2~3分はとるようにしましょう。そして、歯みがき後に口をゆすぎすぎるとフッ素濃度が低下するので、2回以上
うがいをしないようにしましょう。
ただし、フッ素を塗っても歯みがきなどを怠っていればむし歯はできますのできちんと歯みがきも行いましょう。

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