根管治療ってどんな治療?
2025/03/30
むし歯の治療は、進行度やむし歯の場所によって変わります。
歯科材料は年々改良がされていますが、天然の歯に勝るものはありません。
基本的には削らずに自分の歯で長く過ごすことが大切です。
しかし、治療をしないデメリットが大きいと判断された場合にはしっかりと治療を行い、再発しないことを優先とします。
早期の虫歯(C0~C1)であれば、歯垢や歯石を取ってフッ素を塗り、様子を見ることがあります。
中期の虫歯(C2)では、虫歯に侵されたエナメル質と象牙質を削ります。検知液で虫歯が取れていることを確認したら、歯科用プラスチック樹脂を詰めます。
虫歯が大きく、樹脂だけでは不十分な時は、歯型を取り部分的な詰め物(インレー)を装着します。
神経に及んだ虫歯(C3)は、虫歯が進行して神経に感染し、強い痛みが出ている状態です。
痛みが続くようであれば、歯の神経を取る根管治療(歯内療法)を行います。
そして歯根しか残っていない虫歯(C4)
この状態を残根といいます。残った歯が歯茎に隠れてしまう場合など、抜歯を行う場合もありますが、治療を行い被せなおせる場合もあります。
C3以降で必要になるのが前述した根管治療になります。
根管治療はまず虫歯に感染した神経を抜いて、細菌のいる根管をキレイにし、最終的な薬を根管内に詰めます。
そのあと土台作りをして、被せ物を行います。
この時に、まず通常のX線検査ではわかりくい根管内の状態や根尖病巣の広がりを、歯科用CTにて検査をし診断をします。
根管内をキレイにする際、唾液や細菌の侵入防止・歯根膜の保護・器具の誤嚥防止を目的に使われるのが「ラバーダム」というゴム製のシートです。
より無菌状態で治療することで、根管治療の成功率が高まります。
さらに、口の中のような狭く暗い空間で、とくに奥歯の虫歯や歯と歯の間の治療をすることは大変なことです。
歯科医師達は照明を当てたり、拡大鏡を使ったりしながら治療をしていますが、十分とはいえないのが正直なところです。
そういう中で注目されているのが顕微鏡(マイクロスコープ)です。
マイクロスコープを使うと治療箇所が4倍~20倍まで拡大されて見えます。
そのため奥歯や歯間、削った歯の中側もしっかり確認しながら治療ができる、削り残しがあるかどうかも確認できるなど治療の上で様々な利点があります。
当院でも歯科用CTによる検査、マイクロスコープやラバーダムを取り入れ、とくに根管治療の際に使用しています。
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